サイレン   

2006年 10月 22日

たまにはPSU以外のことも書いてみます。
というかこれは書かずにはいられなかったのです(´・ω・`)

先にいっておきますが、批判的なものになりますので不快に思う方は見ないことをお勧めします。





予想通りというか…ゲームから派生した映画であたりのものなど自分は見たことがありません。サイレンというゲーム自体はやったことがないのですが、ゲームの人物設定、シナリオなど、すべてにおいて絶妙な組み合わせであり、ゲームをやっていなくてもそのシナリオや考察サイトの考察等を読むだけで物凄い面白いもので物凄く引き込まれる世界観です。(読んでるだけで恐怖を味わえるのでゲームは相当コワイ気がしてできません…w)ホラーらしいというか、非常にやりきれないエンドなのもこのゲームの魅力の一つだと思います。1のキャッチフレーズが「どうあがいても絶望」このキャッチフレーズに物凄く素直に作られていると思います。

1と2はまったく別物のシナリオでありますが基本的なコンセプトは変わらない。共通してる点は「怪異によって別の世界に辿り着く」「敵が人間ではない」「別世界から抜け出す為に彷徨い、そして彷徨うほどに絶望を味わう」そのほか様々な要素がありますが、基本的な恐怖の要素というのは1,2と共にバイオハザードのようなゾンビに襲われるという"死への恐怖"いうよりは、足掻けば足掻くほどこの世界で"絶望"を感じてしまう…死の恐怖とはまた別物のものと感じます。(絶望というのが死の恐怖から感じ取られる感情であればこれもまた死の恐怖なのでしょうけど、サイレンのシナリオを読む限り"死"そのもので絶望を感じてるわけではなさそうな気がします。)

そして、この別世界で繰り広げられる様々な人間模様。謎などを解明していくのもこのゲームの楽しさでしょう。(実際、公式では謎をゲーム中で一気に明かすのではなく、公式サイトにゲームに関連した読み物を載せたり、登場人物がまるで実在してるように見せかけてHPを作ったり、プレイヤー同士で考察して、ゲームプレイとは別に論議するのもこのゲームの楽しさだと公式でのコメントもあるようです。実際開発陣が考えてた真実より奥深いものがでてるぐらいだそうですw)

さて、前置きが長くなりましたが映画の話。これは「2にリンクさせている」映画としてゲームの発売日と同日に上映開始となった約半年前の作品です。その世界観は実際2と同様のものとなっています。

が、しかしここからが批判したいとこ…このゲームで恐怖を感じる要素である"襲ってくる屍人" "現実とは違う異世界" "不気味なサイレン" そして恐怖とは別で、なぜこのような状況に陥ることになったのかという因果関係…謎の解明。すべてゲームには欠かせない要素なのですが、この映画でもこの要素を取り入れようとしたものの…

オチは"主役の女性がヒステリーを起こしていた為に見えた幻聴、そして妄想"

一気に萎えました…このオチは夢オチ並にヒドイ…全然"ホラー"じゃねぇ…

重要な要素である"サイレン" ゲームの場合これは実際"サイレン"ではなくこの異世界の主…いわば神と等しき存在の鳴き声であり、実際のサイレンと比べて"雄叫び"に近い感じの音で聞こえます。いわばサイレンでは物凄い重要なものであり、異世界に入り込む引き金にもなってます。

映画の場合、この"サイレン"すらもヒステリーの傾向であり、ただの幻聴。そしてサイレン後に見える屍人達もただの幻想。いや、妄想というべき。 実際はただの島民であり、襲ってきてたわけじゃなくて"本当に助けにきてた。探しにきてただけ" 異世界も存在してなく、ただ単純にヒステリーを起こしててそういう世界に見えてただけ。

この主人公がこのヒステリーになってる原因は、半年前に弟の発作に気がつくのが遅くなって、殺してしまったのは自分のせいと思い込んでしまった心の傷からで、
その心の傷のせいで、死んでしまった弟がまだ生きてて、ずっと傍らに一緒にいてるという妄想を抱いてます。本人は弟に話かけてるつもりですが、実際は死んでしまってるので周りからはそこに弟はいないのに話かけたりもします。

最初、舞台である夜美島にきたときに島民が険悪な表情でこの主人公を見てた眼は余所者だからとか、島民がおかしい人間達ではなく…

"いもしない相手に話かけたりしてる彼女を不気味に見てるだけ"

なんとも情けないというか…ヒステリーに陥った人間の気持ちなどはわかりますが…ホラーじゃないでしょ…

結局、映像やメイクでの恐怖はあったものの、このゲームの魅力でもある"異世界へ到達してしまった因果関係の謎"という部分はバッサリ斬り捨てられたというか…異世界にすらもいってなかったよ…(´・ω・`) そしてサイレンのゲームでは重要な役割をもつ"謎の女性"も映画にもでてきてましたが…謎というよりまったくの関連性がないまま終わった…

結局の所…この映画…"サイレン"という音を使っただけの超駄作です。ゲームファンだから酷評というわけじゃなくて、一つの映画としてみた場合も誉められる要素がほとんどありません…

映画の流れは"島民の不気味さ"→"サイレンの謎"→"サイレンが鳴る"→"いきなり島民が屍人になる"→"サイレン止めたら異世界から脱出?"→"サイレン壊す"→"鳴り止まないのは主人公にしか聞こえてないといわれ、ヒステリーなのも教えられる"→"なぜか主人公島民皆殺しで終了"

すべての行動の理由が"ヒステリーだから"で解決してしまうこの映画は終わってます。

(最後の皆殺しエンドは29年前の島民失踪事件の真相と"これからもループしていくぞ!"というサイレン1のゲーム設定を利用して無理矢理関連性を持たせてるのと、1のSDKになぞらえてるのではないでしょうかね…SDKは"約束"の元でこの異世界を終わらせたいという気持ちで本当に"屍人"を倒していってるわけですが、この映画の主人公はヒステリーのせいで"屍人"に見えてる"島民"の虐殺です。この虐殺の理由も"ヒステリーだから"で完結してるのが腐ってるとこです…全然ホラー要素ネェヨ)

※プロローグの謎も(29年前の島民失踪事件も含む) 結局は"ヒステリーの虐殺"事件なのです…無理矢理な謎設定です…
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by diehappy | 2006-10-22 13:25 | 駄文

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